やっと訪れた春に

著者 :
  • 祥伝社 (2022年7月12日発売)
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本棚登録 : 147
感想 : 19
4

藩主が二人いる橋倉藩。
当然、そこには二人の近習目付を置くことになる。
だが、藩主相続を望まないという申し出と共に
藩はひとつにまとまった。
春が訪れようとしていた。
が、そこで起きた暗殺事件。
P220
〈時々の代をつなげていく者たち〉の
命(めい)に縛られた過酷で悲しすぎる生き方に胸が塞がる。

青山文平さんらしい、重厚で情に溢れた作品。
読み終えてほーっとため息が出た。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年9月17日
読了日 : 2022年9月16日
本棚登録日 : 2022年9月16日

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