ラウリ・クースクを探して
素晴らしい作品でした。
美しい国の美しい自然の描写もあり
色彩も豊富なのでしょうが、
社会主義国特有の色合いが作品全体にほどよく漂い、
またそれが深みを出し、
まるで実際に見えているかのような感覚で読み進めていました。
天才といっても過言ではないラウリ。
生きにくい世界の中で
無から有を作りだす少年。
生まれた時代が早すぎたのか‥‥‥
西側諸国に生まれていたのなら‥‥‥
普通とは何か、
周りと違うと変わっていると思われてしまう
そんなラウリにとって、
イヴァンとの出会い
あの夏の3人での出来事。
ラウリ、イヴァン、カーテャ3人とも大丈夫。きっと大丈夫。
何があろうとも3人で過ごした日々は彼らにとってかけがえのないものだから。
私はそう信じています。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2024年4月4日
- 読了日 : 2024年4月4日
- 本棚登録日 : 2024年4月4日
みんなの感想をみる