幕末から明治初期にかけて各国から訪れた外国人たちの記録がまとめられています。
お偉い方ではなく、一般庶民の様子がこれでもかというくらい載っており興味津々で読めました。(ただ文章がかためで私には読みにくかったですが)
それがまた外国人からの視点という、超第三者による記述ってとこがまた面白かったです。
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私はこんなにもこの時代の人たちが自由で陽気だとは思いもしなかった…まるでラテン系の人々の話を読んでいるようだったし、北欧社会の今の人々の満ち足りた暮らしを読んでいるようでもありました。
なんて素敵な文明が日本にはあったのか!
そしてそれはそうそう遠い過去でもない。だがしかしとても遠い過去。
文明はいずれ滅びるものなのかと思います。そしてまったく同じ文明を創り上げるのも不可能だと思います。
だけど現代の私たちがここから学びとれることはたくさんあるのでは…。
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貧乏人はいても貧困は存在しない。
下層社会でも人々は満ち足りており、「貧しくても豊か」
本能的に美意識に長けており、とても悠長で、自由でそして陽気
子供にとっての楽園
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いろんなところから入りこんでいる「価値観」というものが良くも悪くも私たちの生活に大きな大きな影響を与えているのは確かで、でもこの本を読むことでその価値観をまずは一蹴することが大事なんだなと思いました。
その長く続いた文明が一瞬にして姿を変えてしまった要因となる「今の価値観」というものがなんなのか、この本に載っておりました。
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子育てしてる人にもオススメだったりします。今の日本にはない子育て法。私はとても勉強になりました
- 感想投稿日 : 2019年1月5日
- 読了日 : 2019年1月5日
- 本棚登録日 : 2018年11月20日
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