「べてるの家」から吹く風

著者 :
  • いのちのことば社 (2006年3月22日発売)
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本棚登録 : 137
感想 : 26
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読み終わった後、暖かい気持ちになった。社会福祉を学んでる自分は向谷地pswの凄さと当事者の肯定的な諦めに感涙した。「リストカッターにしておくのはもったいない。良いシェフになれるよ」「それは順調な苦労だよ」
言葉の持つ力のすごさに感動し続けた。精神障害者は私たちが日常的に感じる苦労でさえ、幸せと感じるかもしれない。そう考えると自分の苦労は幸せの象徴であると思う。
【今の自分は欠点だらけだ。しかしそれを変えることは大変難しい。じゃあ諦めて今の自分を受け入れる。今の自分も最底辺ってほど悪くないしなぁ。そう思うと気が楽になる。諦めて何が悪い。これから自分にできることから始めよう。そうすると不思議と悩んでる自分もかわいくてしょうがなくなる、好きになる。もうこれ以上落ちることがないなら笑って過ごそう。】そう思える本でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年12月9日
読了日 : 2017年12月9日
本棚登録日 : 2017年12月7日

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