「ザクとうふ」の哲学 相模屋食料はいかにして業界No.1となったか

著者 :
制作 : 夏目幸明 
  • PHP研究所 (2014年9月11日発売)
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想像、妄想をするとき、極力、頭の中で具体的な像を描くようにしています。そうすることで、妄想は具体化する可能性を持つからです。

キレイにビジネスをしていないか>
人に無茶をお願いしたり、採算が取れないかもしれないことに挑戦したり……そんなことをやっているか。
もちろん、ビジネスは夢物語ばかりではやっていけません。でも、自分が広げられる地図より、もうちょっとだけ大きい地図を広げてみると、ビジネスが楽しくなります。

私自身正しく生きる。言い訳できないことはしない。
自分が誇っていいことなど、元々なかった。人から与えられた立場や役職を誇ってはいけない。

既存の「器」に勝機はない

階段をふうふう上っているだけでは、どこにもたどり着けません。それより、業界全体を俯瞰して、自分があるべき姿を想像してみるのです。

差異化とは一切説明せずとも「一目で分かる」ことを指すからです。

なぜそれが必要なのか、理屈がわかれば納得してくれるのです。

自分たちが何をやっているか、何を実現したかが重要なのです。逆に自分のメンツなどというものに縛られていたら、本当に見るべきものと向き合えません。

社内での対抗意識が「非効率」を生むことがある

必要なのは「外圧」

働く人たちの間で自然と盛り上がることは、現場に任せておくこと

ただ何がおいてあるかを暗記するのではなく、その商品がおいてある理由を考えてそこから……全体をとらえるのです。物事の全体を。

「邪道」というものはない。売れるものが「王道」になる

元々あった市場や、誰かが作った市場の中で戦うのでなく、市場ごと作ってしまうのです。そんな仕事が面白くないはずがありません。

「Aの方たちに向けて作るけど、Bの方達にも受け入れられるようにし、できればCのシチュエーションでも売りたい」などとやっているうちに、AにもBにもCにも無視されるものになってしまうからです。(BやCにいい点は食べた後で気づいてもらえばいいことだと思います)

勝ちパターンは、考えるものではなく、全員の体にしみ込んでいるもの

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 【ビジネス】発想法
感想投稿日 : 2015年6月14日
読了日 : 2015年6月14日
本棚登録日 : 2015年6月14日

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