赤紫色の高速道路をひたすらまっすぐ猛進するような、それでいて漆黒の井戸の中に真っ逆さまに沈んでいくような、そんな小説だった。名前が判読しにくいのに、しっかりと登場人物が識別できるのは、小説内のバランス感覚が秀でているのだと感じた。決して飽和せず、しかし、枯渇せず。ただただ、バイオレント。
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- 感想投稿日 : 2017年3月23日
- 読了日 : 2017年3月23日
- 本棚登録日 : 2017年3月23日
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