チアガ-ルブル-ス (二見文庫 ハ 7-14 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房 (2005年12月1日発売)
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本棚登録 : 110
感想 : 23
5

もう、面白くて、笑えて、
大変楽しませていただきました。w
題名からして、なんか軽くて、
薄いコーヒーのような内容だったらどうしよーと、
一抹の不安を抱えていたが、2ページ目から「おや?」
「わかるー」「なんか面白いわ、この子w」って
共感しつつ、時々大笑いしながら読み進めた。
こういう女の子でいることに、
なんも疑問もなく堂々とおしゃれして、
大事にされるのが当たり前で、
でも仕事はきちんとしてる自立してる女性は、
むしろ読んでて気持ちが良かった。
世間ではわがままで無知と思われそうな外見を逆手にとるずる賢さ?も好き。w
あー女の子てこうだよねーって、
欲望(ま、わがままとも言うw)のままに生きる姿勢はむしろ好感が持てた。
家族もいい味出してる。
お互いの庇護感と連帯感が半端なく強い。
そんなヒロインもヒーローを相手にすると抵抗できなくなるところは女だなーと自然でかわいい。
個人的にはピンクのハンマーが印象深い。w
かわいくても実用性はあるという主張は、
ヒーローには通じなかったが。w
事件と同時進行で、
サスペンス要素もいい緊張感がありつつの、
その状態でも一人ツッコミするヒロインは健在で(それもすごい)、
ロマンス・娯楽・サスペンスと、いい感じにまとまった作品だった。
これは読んで元気が出る一冊で、読んでよかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年7月6日
読了日 : 2015年7月6日
本棚登録日 : 2015年7月6日

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