日本でも2012年にAMAZONからキンドルが発売され話題になりましたがアメリカでは2007年に世界で最初に販売され電子書籍が書籍販売に占める割合はアメリカ・イギリスが13%、ドイツが1%、日本はデータ無し(2011年)という状況で2013年の現在もそんなに事情が変わっていないのでは無いでしょうか、電子書籍は携帯性に優れており確かに便利ですがリーダーの性能と価格やソフト(本)の流通量と価格がまだまだ成熟しておらず爆発的な普及には程遠い気がします。また感覚の問題として所有感が無い事も読書家に受け入れられない点と思われます。
消費超大国であるアメリカの状況次第ですが現在同国の出版大手の殆どはドイツ・イギリス・オーストリア・フランスの大手メディア会社に買収されており低益率の冊子体販売に同国経営陣は見切りを付けている状況下で欧州のメディア会社は最大のマーケット、アメリカでの電子書籍の販売戦略をどう考えているのか興味の湧くところですが、アメリカの年間書籍販売額の約51%はAMAZON社が販売しており電子書籍の今後は同社と出版大手の取り組み次第との分析です。
紙の本は読みやすく愛着があり蔵書するという満足感が得られますが一方で購入即時性や携帯性と保管場所等を考えると電子書籍のメリットも無視出来ません。私は紙派ですが出張時や旅行等にはキンドルも持参しますがデータを所有しているのは実感が無く気に入った本はやはり冊子体を購入してしまいます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
岩波ブックレット
- 感想投稿日 : 2021年4月17日
- 読了日 : 2013年6月30日
- 本棚登録日 : 2013年6月23日
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