13年ぶりの再読。なんでこの本を手放してしまったのかな…反省。
文学散歩(と言う言葉)の嚆矢となった一冊である。戦後の混乱期に東京の町の文学史の舞台を訪ね歩いた本。その失われ・忘れ去れつつあるものを訪ね歩く悲痛な思いと、発見したときの心安らぐ様がこちらにも伝わってくる。
『文学散歩とは眼前の風景の向こうに過去の幻影を見ることである』という川本三郎さんの解説に深く共感する。
追記:この本の元になった書籍の成立に大竹新助氏もかかわっていたらしい。最近購入した<a href=\"http://mediamarker.net/media/0/?asin=B000JADPOY&au=shojicyt\" target=\"_blank\">本</a>でその名前を知った方。こういう思いもがけないリンクも読書の楽しみのひとつである。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2018年10月14日
- 読了日 : 2011年4月21日
- 本棚登録日 : 2018年10月14日
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