陰山家の陰山メソッド 私が東大生になった本当の理由 (小学館101新書 98)

著者 :
  • 小学館 (2010年12月1日発売)
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感想 : 6
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この本は、陰山メソッドで有名な陰山英男の次女の著書である。
子育てに関連した本として読んでみた。

彼女が小さい頃から東大に合格するまでの話が書かれているが、陰山家で当たり前に行われていた教育内容をみることができる。
彼女が小さい頃は、まだ陰山メソッドは世に出ていないが、やっていたことはまさに「読み書き計算」と「早寝早起き朝ごはん」である。
まず、生活習慣を整えることが大切であるという当たり前だが、今の時代なかなかできていないことを当たり前にやっていたということである。

特別なことをやっていた様子はないが、やはり小さい頃から本はたくさん与えられていたという。
子供がほしいという本、子供のためになるという本は常にそろっていたという。
我が家も、いくつもの子育て本を読んで、リビングに子供が好きな本や図書館で借りてきた本を並べているが、数百冊ともなるレベルが違う。
しかし、本がある生活は子育てには必須なのは改めて確認できた。

早朝計算については、我が家でも一度試しましたがなかなか続かなかった。
しかし、彼女いわく短時間に単純計算を集中してやることで、集中力がついたとそうだ。
計算力ではなく集中力を養う意味で少しずつ試してみたい。

体験留学やサマースクールなども積極的に参加していたようで、子供時代の様々な経験が子供に与える影響が大きいのであろう。

我が家でも、いろいろな体験をさせ、本が身近にある生活を心がけているが、親がサボってしまうことが多い。
もっと子供には自由に遊ばせつつ、いろいろな経験をさせていきたいと思わされた。

陰山メソッドはそんな子育ての体験をもとにうまれたものであることがよくわかる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 子育て
感想投稿日 : 2013年3月11日
読了日 : 2013年3月4日
本棚登録日 : 2013年3月11日

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