愛想のない表紙とタイトル(スミマセン)で、どうかな〜読めるかな〜と思っていたが意外や意外。不思議な話、奇妙な話がたくさん入っていて面白かった。
中でも、書生の口から美少女が、美少女の口から若い男が、若い男の口から20歳くらいの女が…という『籠のなかの小宇宙』は入れ子話の中でも秀逸では。
ドッペルゲンガーあり、かなわぬ恋ゆえの怪異あり、異界あり、異類婚ありと、中国の1500年以上に渡るお話の懐の深さ、豊かさを垣間みる思い。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
アンソロジーはステキ
- 感想投稿日 : 2019年5月22日
- 読了日 : 2019年5月22日
- 本棚登録日 : 2019年5月22日
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