4巻でやっと美世の振る舞いに慣れてきた。じわじわと面白くなってきた。
「あ…旦那、さま」
「遅くなった。――泣いたのか?」
見上げれば、美世の一番大切な人の麗しい微笑みがあった。
白い手袋をした指先が、濡れた美世の頬に触れる。
(あなたを想ったら、泣けてきた、なんて)
==208ページ==
こういう場面が読者を魅了するんだろうなぁ…。
ちょっと和歌の現代訳っぽいと思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
手放した本
- 感想投稿日 : 2022年10月19日
- 読了日 : 2022年10月19日
- 本棚登録日 : 2022年7月7日
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