わたしの幸せな結婚 四 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.78
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本棚登録 : 217
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040737256

作品紹介・あらすじ

清霞の両親が住む別邸からの帰りを敵に狙われた美世。 何事も無かったものの、美世は日中を清霞の職場である屯所内で過ごすことに。だけど紹介された女性軍人、薫子と清霞の仲の良さに美世の心は揺らいで……?

感想・レビュー・書評

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  • なんか違う。
    表紙の清霞が、なんか違うぅぅ。
    なにがって、美世を愛おしそうに見つめるその眼差しがですよ、柔らかい表情がですよ!!
    この清霞は、冷酷無慈悲といわれる清霞ではありません(キッパリ)
    これは、美世だけが見ることのできる清霞じゃないですか。
    つ、ま、り、美世にしか見せることのない清霞の美しいお顔なんですよ。
    とうとう正面からの、こんな素敵な清霞を、わたしみたいなものにまで披露してくださって、いいんですか!?顎木先生、月岡先生!!
    美世〰️、下を向いてないで見上げてごらんなさいよ。一瞬で心臓止まりますからっ、はうっ。
    あ、待てよ。もしかしたら、これは何か清霞にキュンキュンすることを言われてからの美世の表情かもしれん。
    なにを、なにを美世に言ったんだ、清霞〰️。
    そんなドキドキな妄想を、表紙のイラストを眺めるだけで、たーっぷり10分はしてしまいました……
    はぁ、すでに満足。

    って、ここで満足してはいけない、いけない。
    4巻の見どころは、今までよりも異能バトル部門が前面に出てきたことと、美世が鬼のようなお義母さまとのバトル?を乗り越えたからか、自分の意思で“今、自分ができること”に向きあっていくようになったことかな。
    今巻はね、美世と清霞の印象が前巻までとは少しばかり違うみたい。新しい段階に進んだセカンドシーズン、第二期スタートって感じかも。

    さて、今回も王道シンデレラストーリーならでは、清霞の元婚約者候補が出てくるのね。
    美しくて性格もさっぱりしていて、仕事もできる、軍人の薫子。美世の前で清霞と仲良いところをチラリチラリと見せつける。美世はそんな薫子にモンモン、薫子と仲良さげの清霞にモヤモヤ。
    それでも美世は、薫子と友だちとして彼女のことを思いやり、自分のできることを考えて精一杯頑張るのね。
    どんどん美しくなって凛とした態度をみせるようになってきた美世。
    いつも下を向いていた美世を見守っていたわたしとしては、ちょっぴり戸惑ったり、寂しかったり。そしてそんな想いは、わたしだけでなく、もちろん清霞にとっても同じこと。
    清霞は清霞で、今までになかった“危険思想”(って言葉を思い浮かべるんだね、清霞は……)が生まれるのね。美世をずっとそばに置いておきたい。傷つけないように、泣かせないように大事にしたい。離れずにいてほしいってね。

    女のこは、大好きな人とともに羽ばたいていける自分になりたいと願うことで、一所懸命になれるんだと思うのね。
    でも、男のこは、自分の戻る場所に愛する人が待っていてくれることを願ってしまうんじゃないかな。気になる女のこには、いつまでも変わらないでいてほしいと思ってる。守ってあげたい、守るべき存在でいてほしい……なーんてさ。
    とはいえ、このふたりの絆が切れることは、想像つかんね。

    異能バトルサイドでは、異能心教の首魁、甘水が仕掛けてきましたからね。
    対異特務小隊も無傷ではいられません。五道さんのように大怪我をするもの(五道さん生きててよかった!)また、心を弄ばれるもの。後手に回っちゃってるよね、特務小隊。
    そんななかで、甘水に連れさられそうになった美世を清霞が一瞬にして助ける、この場面よかったー。すきー!王道すぎて、とてもすきー!!
    ほんの数行しか書かれていないんですけどね、ここがわたしのなかではクライマックスでしたね。
    お姫さまの危機を救うのはやっぱり王子さまじゃないですか。

    でも、今の時点では甘水には到底勝てない。
    それは薄刃本家の跡継ぎとなる新も同じ。
    甘水に揺さぶりをかけられ、異能心教に誘われる。異能心教の内部に潜ろうとして、新は誘いに乗ったんじゃないかなって、わたしは思うんだけど、どうでしょうか。新、たったひとりで戦おうとしてる気がするんだよ。
    もうね、「新をひとりにしないでー」と叫びたい。
    ついでに「五道さんを思う存分、暴れさせてあげてー」「堯人さまの出番をー」とも叫ばせて。

    大晦日の夜は静かに更けていく。
    誰だって、嵐の前の静けさだってことくらいわかってる。
    それでも今だけは、ふたりきりの幸せな時間を過ごさせてあげたい。
    春には幸せな結婚ができますように。
    みんなが笑顔でいられますように。

    • マリモさん
      地球っこさんこんばんは!早速読まれたのですねー!
      そう、この表紙がいきなりズドーンと。冷たい視線もタマランー!と思ってしまうのですが、この優...
      地球っこさんこんばんは!早速読まれたのですねー!
      そう、この表紙がいきなりズドーンと。冷たい視線もタマランー!と思ってしまうのですが、この優しい視線で見守られる美世…いいなぁ!!(//∇//)
      冷酷無慈悲なんて片鱗も残ってないですよね(笑)
      二人の悩みの質もずいぶんと変わり、もう久堂家のぬりかべとしては感慨深くて。
      1巻では、できればおそばにいたい…と思っていた美世が、薫子に対してやきもちを焼き、さらには自分から清霞の過去へと踏み込んでいくんですもん…。二人が離れるところは、最早想像できないですね。誰も入っていけましぇん!
      そうそう、新や堯人や五道さんにも、もっと活躍してもらいたいですね。次巻も楽しみです!
      2020/09/26
    • 地球っこさん
      マリモさん、ありがとうございます!

      はぁー、こっちの世界のほうがほっこりする 笑
      ホント、女子はやっぱり守ってもらいたいですねぇぇー...
      マリモさん、ありがとうございます!

      はぁー、こっちの世界のほうがほっこりする 笑
      ホント、女子はやっぱり守ってもらいたいですねぇぇー!!

      この4巻が大晦日で終わるので、春の結婚まであと3,4か月?ってとこですよね。
      えー、大丈夫かな。大丈夫でしょうけど。

      魅力的なキャラが揃ってきたので、思う存分活躍してほしいですよね。

      それにしても、清霞の軍服姿はやっぱりいいっ(〃▽〃)





      2020/09/27
  • さぁ!ついに出ましたよー4巻!
    ほぼ同じ時期に、コミックの2巻も出たのでそちらも買っちゃいました!いやぁー、至福。
    コミックの2巻は、まだ小説の1巻のあたりなんですが、香耶と再会して落ち込んだ美世が花と邂逅し、清霞に自分のことを打ち明けて受け入れられ、急激にきれいになっていくという、個人的に好きなシーンが満載でした(〃ω〃)何度もぐーるぐーる読んでしまいます。

    さて、こちらの小説4巻の表紙を見たらば、愛おしく美世を見つめる清霞と、恥じらいながら頬を染める美世。これだけで妄想が延々と広がる罠。

    本編では、新しく登場した薫子が、美世の護衛につくこととなる。清霞の元婚約者候補、そして清霞と同じ対異特務小隊の軍人でもある彼女は、美世の前でも「隊長と私の仲じゃないですかー」と清霞との懇意っぷりをアピールし、美世はモヤモヤと思い悩む。
    これ、天然でやってるとか、「わざとだよ?(by幸子)」というタイプならお友達にはなりたくないわ…と思ってしまったけど、薫子の苦悩も次第に明らかになってくる。女性で軍人となる難しさ。妬み嫉み、見下し、侮辱…、それでも負けずに凛々しく立つ彼女だけど、目の前で恋敵が好きな人とイチャコラした(?!)視線を絡めていたら、惨めにもなるよね。
    薫子には同情しつつ、清霞と美世のやりとりに、ウフフムフフと鼻の穴が膨らんで仕方がない(マスクの中なので誰にもバレていないはず!)。美世も清霞もそれぞれの葛藤がありながらも、なんやかんや、他の人の入る隙が見当たらない。
    清霞は、美世への思いをかなりストレートに伝える。

    「これでも、婚約者の我がままくらい、叶える甲斐性はあるつもりだ。気にするな」
    「美世、私はお前の弁当を食べたくて食べている。食堂の料理などよりもだ」
    「私も、自分にできることを考えている。──今このときを、お前とともに乗り越えたい」
    「安心しろ。私も、お前の手を放しはしない」

    ハァハァ、なんかもう胸いっぱいすぎて入りきらん!

    「…私を嫌わないで欲しい」

    ……!?
    きらうわけ、あるかいやー!!(何弁!)

    本筋のストーリーは、五道さんが重症で入院してたり、甘水の暗躍で帝が拐われたり、薫子がまさかの…!?だったり、取り逃して焦る新が甘水に誘いをかけられたり、試練だらけなのだけど、春にはどうか、「わたしの幸せな結婚」のタイトルが成就しますように。でも二人のモダモダをもう少し見ていたいです(o^^o)

    そうそう、カドカワのHPで、美世と清霞にアテレコしたPVが見れるのだけど、これもとってもいいのでオススメです!清霞の声がぴったりのイケメン!しゅてきー!!!(//∇//)

    • マリモさん
      地球っこさん、こんばんは!
      コメントをありがとうございます。

      おおお、石川界人さんご存知なんですね!出演作見てみたら、まだお若いのにずいぶ...
      地球っこさん、こんばんは!
      コメントをありがとうございます。

      おおお、石川界人さんご存知なんですね!出演作見てみたら、まだお若いのにずいぶん色々と出ておられて、売れっ子さんなんですねー。私は声優さんのお名前には詳しくないのですが、声フェチです!
      石川さんの声で、上のセリフもやってほしいですねぇー、カドカワさーん、第二弾に期待です(//∇//)

      そうそう、興奮してるとフルマラソンのごとくカロリー消化できるんですよ。お腹も減りますから。そしてマラソン走った後のごとく爽やかな気分にもなれて心も体も元気!(同じくフルマラソンしたことないけど)
      2020/09/29
    • 地球っこさん
      マリモさーん、声フェチ一緒なんですね!
      嬉しいです(〃▽〃)

      物語とかマンガとかではイケメンは大好きなんですけど、現実ではイケメンに...
      マリモさーん、声フェチ一緒なんですね!
      嬉しいです(〃▽〃)

      物語とかマンガとかではイケメンは大好きなんですけど、現実ではイケメンにそんなに興味ないのですよ、なぜか。
      そのかわり声に惚れますね。
      容貌よりも声が先です 笑
      あ、そうか。イケメンというよりも好きなタイプというものはあります♪

      今どき、声優さんもかっこいい方が多いのですが、やはり好きになるのは声が先です(しつこい!)
      石川界人さんの清霞ボイスは最高でした♪

      レビューのセリフは、ぜひともお願いしまーす♪♪♪

      ついでにわたしは指フェチでもありやす(やすって……噛んでしまった 笑)
      2020/09/29
    • マリモさん
      地球っこさん
      あらら、同じです!私も漫画ではメンクイですが、現実のイケメンには顔だけで一目惚れはしないのです。でも声に一耳惚れ(?)はしたこ...
      地球っこさん
      あらら、同じです!私も漫画ではメンクイですが、現実のイケメンには顔だけで一目惚れはしないのです。でも声に一耳惚れ(?)はしたことがあります!(成就しなかったちょっと苦い思い出ですが。笑)
      あと、役柄に惚れて顔も好きになることもあります。

      そして地球っこさんは指フェチなんですね!(≧∀≦)
      私は指フェチとは違うかもしれませんが、殿方のお箸の使い方の綺麗な人が好きで(細かいな!)。
      歌舞伎役者さんは、美しい所作でお箸持つ方多いんですよ。食わず嫌い王でも、お箸持つ手をよく見てましたね(笑)
      あと、昔のドラマ『愛していると言ってくれ』のトヨエツの手話をする指の動きにメロメロでしたー(//∇//)

      そんな私は、声にも指にも全く自信はないんですけどねー(*´∀`)
      2020/09/29
  • 三巻のあの引きから意外に冒頭ピンチにはならずに始まった四巻。
    旦那様の元婚約者候補登場で、まさかのマウント取りが始まるという……
    今度は旦那様を巡る恋のバトルかと。
    嫉妬の感情を覚えた美世だが、それでも彼女と最後まで友達であろうとした姿は尊い。
    まあ頑張ってマウント取っていた元婚約者(候補)嬢だが、旦那様が歯牙にもかけてないからなあ。
    美世しか見ていないので、途中可哀想にもなった。
    しかも、彼女には別種のフラグも立っていた。

    予定調和な裏切りフラグだったが、理由は美世さえいなくなれば恋のライバル減るぞ、という唆しかと思っていたら、あ、そりゃ軍人といえども裏切るわなという理由で、個人的には驚いた。
    そう、軍人だもんな。
    恋愛感情では動かんか。
    ピンチにはなったが、美世の体を張った頑張りと、旦那様がヒーローらしく駆けつけてくれたことで、その場での危機は何とかなった模様。
    お蔭で美世自身も軍内部で認められたようだし。
    但し、もっと大きなこととしては相手の勝ちだった気がする。
    あの時点で、美世を手に入れられようと失敗しようと勝負では敵の方が勝ってたよな……恐るべし。

    一方で、新の方に新しいフラグが立ったような(洒落ではない)
    彼の誘いを受けるかどうか。
    本心は受けないだろうが、スパイの役割で入り込みそうな気がするし、そのつもりで入ったら逆に操られるとかありそうだし、気になる。
    やはり不穏な感じが残る終わりではあった。

    ただその一方で、大晦日しっかりいちゃいちゃしている主役二人。
    接吻することに抵抗はなくなってきたのかな。
    お蔭で物語の流れとしては不穏さは残っているが、ほっこり終われた気がする。
    ありがとう、お二人さん。
    何でこれでまだ結婚していないんだろうと最近本気で思う。
    春には……と言ってはいるが、それまでに片付くのだろうか、この騒動。

    なお、三巻で爆発していた彼は、最終的には無事に復帰した模様。
    よかった。
    彼には旦那様を茶化す大事な役割があるのだから、これからも副官として傍にいていただかなければ。
    頼むぞ!

  • 続きが気になる。早く次の巻出ないかなー。

  • 清霞の両親の暮らす別邸に赴いた帰り、待ち伏せていた敵方の首魁、甘水に“我が娘”と呼ばれ、迎えにいくと告げられた美世。甘水から身を守るため、美世は清霞の職場である屯所内で日中を過ごすことになる。そこで護衛として紹介された女性軍人、薫子は清霞の元婚約者候補だった。清霞と薫子の仲の良い様子に少しモヤモヤする美世だけれど、次第に薫子と友人同士の関係になっていく。だが、その裏では美世を狙う影が確実に彼女へと迫っていた――。

    密林では結構厳しいレビューが目立っていましたが、私は3巻までと同様楽しんで一気読みできました。裏切りの設定自体は使い古されたネタですが、別にそこに真新しさを感じたいわけじゃないからな~。この作品では怯えて自分をひたすら否定して諦めてきた美世が、清霞の隣にいていいんだと自覚して強くなっていく過程、二人の絆が結ばれていくところが売りだと思っているので、嫉妬や愛情を覚えていく二人に満足でした。甘水の父親発言は不明ですが、まだ戦いは続くので続きを追いたいと思います。しかし新の今後が心配になる終わり方だったなあ・・・彼にはずっとそばで二人を冷かしていてほしいw結婚の春まではまだ長いようです。

  • はぁ~一気読みしてしまった!

    美世の心がどんどん成長している。自分の判断で行動する事や、ヤキモチまで覚えたりして…
    そんな美世が大切過ぎて清霞もかなりのヤキモチやきだな。

    二人の絆も深まった所で、来るべき甘水率いる異能心教との戦いを乗り越えて幸せな結婚までたどり着いてね!

  • 面白くてあっという間に読めました。

    清霞と美世がお互いにどんどん惹かれあって行く様子が微笑ましい。

    甘水の組織はかなり大きそうだけど、美世と清霞は春までに結婚出来るのだろうか?

    登場人物も増えて来て、総勢で甘水の組織をたたくのか?きっと美代の異能の力も使われるんだろうなと色々ラストを想像してしまいます。

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