超心理学――封印された超常現象の科学

著者 :
  • 紀伊國屋書店 (2012年8月29日発売)
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感想 : 17

NHKの幻解!超常現象ファイルって番組を見てて、読んでみたくなった。

テレパシー、透視、予知などを真面目に研究する難しさ。「そんなもんオカルトでしょ?神秘主義でしょ?科学じゃない」って見方がある以上、実験にはとんでもない厳密さが求められる。でも、人間の、それも心の部分がからむものであるゆえ、どんなに条件を厳しくしても、「誰が」「どんな思いで」実験するかによって、結果が変わってしまう。となると、そんなデータは信用できないとなってしまうスパイラル。よって、本流の科学からは黙殺される構造だと。

文中で「なるほど」と思ったのは、あらゆることに心を開き、驚き面白がれる感性を持ちつつも、徹底的に疑って厳しい証拠を求める姿勢も持つ、両方が大事だよ、ということ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: メンタル系
感想投稿日 : 2014年5月18日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年5月18日

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コメント 1件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2014/05/29

「両方が大事だよ、ということ。 」
まだまだ判らないコトが一杯だなぁって言う謙虚さとね。。。

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