前のジョーク集からもう十年以上、ジョークも世界情勢の変化を反映して、少しずつ様変わりしているそうだ。中国の存在感が増していることとか、トランプ大統領というジョークネタとしてこれ以上ないキャラが登場したこととか、なるほどなあと思わされた。
ただ、私は「新」のつかない前著の方が圧倒的に面白いと思った。前の本では、「何と言えばボートから飛び込むか」とか「天国と地獄」とか、国民性についての定番ジョークが多く、そういうのってやっぱり何度読んでも笑えるのだった。アメリカ人はヒーロー好き、日本人はエコノミックアニマルで、イギリス人は料理下手、愛に生きるフランス人、頑固なドイツ人、いい加減なイタリア人などなど、偏見すれすれ(そのもの?)ではあるけれど、笑い飛ばしたらいいんじゃないかという気になる。
一方中国・韓国ネタには、西欧人からの侮蔑的なまなざしを、日本に対するもの以上に感じてしまう。これは自分の側の意識の問題かもしれないが、どうにも笑えないのが多いのよ。
その点、スカッと笑えるのがトランプネタ。
習近平と安部とトランプがウソ発見器にかけられた。ウソをつくとビーと鳴る。
習近平「私は考えています。世界中が豊かになればいいと」 「ビー、ビー、ビー」
安部「私は考えています。北朝鮮と良き友人になればいいと」「ビー、ビー、ビー」
トランプ「私は考えています」「ビー、ビー、ビー」
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
バラエティ
- 感想投稿日 : 2018年2月16日
- 読了日 : 2018年2月15日
- 本棚登録日 : 2018年2月15日
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