表題の「おいしい庭」は、序文で、都市生活者の著者が都市に居て美味しいものを食べる為に手間のかかった有機野菜を買うことについて、庭を持たない自分は、そうして誰かのおいしい庭で育った野菜を購入していることについて触れている行があって、そこから。
前作「舌の記憶」が、まるでドラマから抜け出たような(大女優の伯母、俳優で酒呑みの伯父、万事に控えめでしっかりした母、母と伯母の母である江戸っこの祖母)で脚本家の著者の子供の頃の話だったとすれば、今回は大人になった著者の舌が「今」「日々」感じていること。
食を大切にしてるんだなーと感じられる一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2011年8月10日
- 読了日 : 2011年8月10日
- 本棚登録日 : 2011年8月7日
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