今作の舞台はメキシコのリゾート地。珍しく任務の冒険でなく、魔法使いのマーリンやモーガンからプレゼントされたバケーションの話 (^^;)
といっても、やはり冒険譚で現代の観光地に行くはずが古代マヤ文明の都市国家に。ツリーハウスでも行き先間違えるのか (^^;)
前作に続き、今作もどことなく作風(特に地の文の表現…かな?)が違う気が。日本でいえば小学校中学年対象だったのが、高学年になった、みたいな…。
ジャックの(いらつく (^^;))ネガティブ思考が影を潜め、随分しっかりした青年の態度に近づいてきた気がする。これは翻訳のせいだと思うけど、ジャックの会話表現が青年期入りかけの雑な表現になっているのも一因。
それだけに、イラストが以前より格段に子どもっぽくなったのがギャップ (^^;)
反面、アニーの明るく物怖じしない長所が少し減った(むしろトラブルを起こす要因になっている)感じがする。
そして前作も感じたけど、ストーリーの構成が弱い気がする。伏線のフックが弱く、以前は一話に2~3の伏線があって、回収も見事だったのが、近作では一つのストーリーラインで最後までいくのでやや単調に感じる。
もう一つ、時代の波に抗えない?のか、本好きなはずのジャックが「インターネットで調べてみよう」と簡単に言うところがモヤモヤ…。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年12月21日
- 読了日 : 2020年12月20日
- 本棚登録日 : 2020年12月14日
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