圭介と紗英、ちょっと変わり者同士のカップルが語る、それぞれが出会った謎めいた話。
汚された絵画、碁石を使った祖母とのゲーム、自作自演の誘拐事件、おかしな自転車泥棒、マンションの部屋ごと住人を消してしまう<できる、できないゲーム>、茶会での指輪の盗難事件。なんともとりとめもないつかみどころのない話だが、前振りから余分な要素はなくて、きっちり伏線が回収される。
相変わらず巧いなぁと思ったが、よく考えると初期の作品だからこの頃から巧いなぁということかな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2022年読んだ本
- 感想投稿日 : 2022年5月1日
- 読了日 : 2022年4月29日
- 本棚登録日 : 2022年5月1日
みんなの感想をみる