BISビブリオバトル部の2作目。
前の巻からお馴染みのメンバーが、今回は武人の実家で夏合宿をするところから始まるが、〈恐怖〉をテーマにバトルが始まった筈なのに、そのままには進まず、次に催されるバトルのテーマ〈戦争〉についての話へ移り、フィクションvsノンフィクションどっちがどうよとなり、次にはカードゲームの話(これは何だったの)に変わって、「11人いる!」は何となく落ちがついたが、「ウルトラセブン・円盤が来た」への引っ掛かりはどうなった?…と、何だかとっ散らかった印象のまま話が進む。
終盤の〈戦争〉をテーマにしたバトルには作者の苦労が思われるが、語るメンバーほどにはグッと来ず、寿美歌の登場も思わせ振りなだけ?
相変わらず作者の博覧強記ぶりと読まれた本の数には感心するが、あれもこれも出て来て、揚句に山本弘(作者本人だよね!?)に言及しては『オカルト批判で有名な人ですよ』と言わせるなど、ちょっといいように振り回された感じ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2018年読んだ本
- 感想投稿日 : 2018年6月2日
- 読了日 : 2018年5月30日
- 本棚登録日 : 2018年6月2日
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