「駅の名は夜明」を読みたいと思っていたのだが、「軌道春秋Ⅱ」となっているのに気がつき、「Ⅰ」から読んでみようとこちらを買ってみた。
列車や駅のホームから見える景色を織り交ぜながら描かれる9つの短編集。
どれも佳い話だとは思ったが、短い頁の中なのでやや喰い足りなさが残る話が多かった。設定がやや無理筋と突っ込みたくなる話やどこかで見聞きしたような話も散見。
「あとがき」を読んで、作者が漫画原作を生業にしていた時の作品を小説にしたものと知った。その漫画は作者にとってきっと大切な作品なのだと思うが、そこから膨らんだらもっと良かったのにと思えた。
「Ⅱ」は読まなくてもいいかな、という心持ち。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2023年読んだ本
- 感想投稿日 : 2023年2月18日
- 読了日 : 2023年2月17日
- 本棚登録日 : 2023年2月18日
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