友達以上恋人未満のココロの変化をリアルに描いた青春小説。拙く不器用な恋がもどかしくて、なかなか手離せない1冊です。
あらすじだけ読むと非常にベタな展開なのですが、彼らの微妙なココロの揺らぎ切なさや、葛藤…そういうあらすじには書くことのできない部分を山本渚さんが描くと、遠くに追いやった自分の青春がいつの間にか引っ張り出されてきて、きゅっと心臓をつかまれたような感覚に陥ります。
『吉野北高校図書委員会』を読んだときからファンでした。
山本渚さんの作品を読むと、何てことない日常がちょっと輝いて見えます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
山本渚
- 感想投稿日 : 2013年6月25日
- 読了日 : 2013年6月25日
- 本棚登録日 : 2013年6月24日
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