寓意に満ちたオムニバス長編SF。絶滅に瀕したアフリカの種族・キクユ族は自らのユートピアを築くため小惑星・キリンヤガに移住する。文明社会で教育を受けたコリバは祈祷師として、その楽園を護るため孤軍奮闘するのだが・・・。
伝統的社会と文明、村と個人、理想と現実等、様々な対立や問題がコリバの語る寓話やキリンヤガでの出来事を通じて読者に問いかけられ、深い余韻を残す。
卑怯だなと思いつつも、「空にふれた少女」はやっぱり素晴らしい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年1月15日
- 読了日 : 2011年1月15日
- 本棚登録日 : 2011年1月12日
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