探偵チームKZ事件ノート ハート虫は知っている (講談社青い鳥文庫)

  • 講談社 (2014年3月14日発売)
4.17
  • (22)
  • (12)
  • (10)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 414
感想 : 17

犬なみの嗅覚を持つ美貌の転校生・美門翼を臨時雇いとしてくわえ、社会奉仕団KZとしてスタート。
原作者藤本ひとみの持ち味の細やかな心理描写はなく、作者の力不足を感じるな。
そして、何より気になるのが、性役割にとらわれた発言の多さ。
「男子ってそういうところあるよね」みたいのはまだしも、「男の序列ってもんがあるんだ」とアーヤの発言を拒否したり、「女が戦場にいると、なんとなく雰囲気がやすらぐ」とアーヤに「行動の安定剤」の役割を持たせたりなどなど。
これはかなり時代錯誤では…
もともとアーヤは国語のエキスパートとして探偵チームで対等に関係をつくってきていた。それが今では記録係と安定剤が役割とは…
なんだかなって

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2015年に読んだ本
感想投稿日 : 2015年10月10日
読了日 : 2015年10月10日
本棚登録日 : 2015年10月10日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする