上巻だけで550ページの大作。17条の憲法から始まり、古事記、日本書紀、と万葉の時代から元禄までの著者が考える文学の歴史書。当時の時代背景や政治状況との関連から、それぞれの文献を読み解き、同時代の西洋の文献との比較。一般的な文学だけでなく、仏教や儒教までも含めたその文学的意義まで語る。その博識に感嘆しながら、それを論理的にまとめ上げた著作。読み上げるには努力が必要であるが、論理的まとまりがよいので意外と読みやすい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2015年12月10日
- 読了日 : 2015年12月9日
- 本棚登録日 : 2015年12月9日
みんなの感想をみる