言葉にして伝える技術――ソムリエの表現力(祥伝社新書214)

著者 :
  • 祥伝社 (2010年10月1日発売)
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 あらためて、用いる言葉や伝え方について考えさせられる一冊。

 表現力もさることながら、「香りを嗅いだ瞬間から、右脳を経由せずに、直接左脳で、すでに言語化している香りや味わいの表現を使って分析している」というソムリエの技術に関心させられた。

 個人的に”わが意を得たり”と読んだのが、純米酒原理主義者や、ビオワインの信仰者に関する記述。自分の場合は、「嗜好品だし、おいしければいいじゃん」くらいのレベルの低い話なのだが、本醸造も酸化防止剤入りも全然アリ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 食・酒
感想投稿日 : 2020年8月10日
読了日 : 2020年8月10日
本棚登録日 : 2020年8月10日

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