前々から評判になっていた本。
成毛さんの「Amazon」をまず読んで予習してから、読み始めました。
まず、タイトルのGAFAってのが秀逸。
歴史に残るタイトルになったような気がします。
内容に関して言うと、まずGAFA各社の分析があって、
GAFAの共通項、GAFA時代に個々人や会社がどう生き残ってくのかが述べられています。
テクノロジーの影響が無視できない時代になって来て、
こういった内容をどんな人でも押さえておかなければならなくなってきている訳ですが、
内容は悪くないんだけど、自分の期待値があまりに大きかっただけに、
もうちょっと頑張って欲しかったというのが正直なところ。
ちょっと著者の思いが詰まり過ぎていて、客観的な分析(特にファイナンス面とか)がやや足りていないように感じました。
(著者はブランディングなどを専門としている教授なので、もともと専門ではないというのもあると思いますが。)
話もやや冗長で、もう少しシンプルに分析できたはず。
こちらの期待値が高かっただけに、少し辛口になってしまいましたが、
やぱり一度は目を通しておくべき本だと思いますし、
著者が某新聞社を立て直そうとしたくだりなどは、個人的に一番の読みどころで、
とても楽しめました。(結局、失敗しちゃんですが。)
今の時代を象徴する一冊になると思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年4月15日
- 読了日 : 2019年4月11日
- 本棚登録日 : 2019年4月4日
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