ラストがっ。ラストで鳥肌が立ちました。
衝撃的とかそういうことではなくて。
ああ、この人はわかってる。そんなラストで。他には考えられないくらいにこれしかないラストでした。
主な題材として、戦争体験が用いられてはいますが、これはもう本当に友情の物語です。
ああ、そうだった。友情の根っこってこういうものだと思い出します。誰かとつながるってこんな気持ちだったって、あらためて言葉にして認識するような気持ちになります。
読んでよかった。
時間が流れて、戦争の話はなんだかまるで道徳のお話みたいで、感情が動く物語にはなりづらくなってきたような気がしていました。「こんなふうに感じるべきです」みたいな圧がなんとなく感じられて敬遠したくなるというか。
でも、この本は、違います。
だって友情の物語だから。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
YA
- 感想投稿日 : 2019年8月8日
- 読了日 : 2019年8月8日
- 本棚登録日 : 2019年8月8日
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