韓国併合 (岩波新書 新赤版 388)

著者 :
  • 岩波書店 (1995年5月22日発売)
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感想 : 12
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朝鮮植民地化の全過程についてみる通史。
各国の思惑についてもわかりやすく記述されている。
筆者である海野氏は韓国併合は形式的適法性=国際法上合法であるという見解を示しているが、同時に、合法であることは植民地支配が正当であるということを意味するわけではないと述べている。
これは当時の国際法、国際慣習に照らして出されたものである。
加えて、筆者は問題の本質は合法性の如何ではなく、日本と日本人の隣国に対する道義的な問題ではないかと述べている。
日韓問題になると妄言を並べる日本人が多くいることに危惧の念を抱いており、海野氏の意見に対しわたしも賛同する。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 朝鮮半島
感想投稿日 : 2010年10月20日
本棚登録日 : 2010年3月26日

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