震災後に書かれた本だと思っていたので、奥付(2011年6月30日第1刷発行)を見て、こんな厚い本をよく短期間でと驚いたが、基になっているのは、同年1月14日に提出され、2月22日に受理されて、3月15日の修了の確定を待つばかりとなっていた修士論文だそうだ。時宜にかなった著作に見えたのは、不幸な偶然。高度経済成長期の日本で経済的な繁栄を求めるのは自然なことだし、ほかに選択肢がなかったように見えるのがやるせない。2011年9月11日付け読売新聞書評欄。
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- 感想投稿日 : 2021年2月13日
- 読了日 : 2021年2月9日
- 本棚登録日 : 2021年2月13日
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