武器としての交渉思考 (星海社新書)

著者 :
  • 星海社 (2012年6月26日発売)
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仕事において、声の大きい人や主張が強い人に押し切られるという自分の弱点を克服したくてこの本を手に取った。
世の中には交渉を学問として体系的に研究する分野があることも、本を探す中で初めて知った。

交渉は相手を言い負かす、自分の利益をもぎ取りに行くイメージがあったが、それは誤っている。双方にメリットがあって、納得した上で合意することがゴールだという。

当たり前の話だが、自分のトークスキルの無さに自信を無くしていたのかも。こちらが冷静さを失わずに、相手の利害に焦点を当てて分析することができれば、恐れることはないのだと少し安心した。

著者は、若者が自分の頭で考えて、世の中のために声を上げる(適切な方法で)ことを切望している。他の著作も読んでみたいと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月2日
読了日 : 2023年8月11日
本棚登録日 : 2023年9月2日

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