澄生、真澄、母が再婚した事で創太が弟になり千絵が生まれ…幸せの塊のような家族が、澄生の不慮の死で崩れてしまう。そう書くと不幸な話に聞こえるが、最後、どうにも温かい気持ちになる。家族それぞれの気持ちが分かるにつれて、愛のカタチを考えて涙が出る。ニュースで聞く他人の死は 同情はしても他人事で、決して当事者の気が狂いそうな心はわからない。大切な人の死をどう乗り越えるのかが正解かなんて分からない。家族一人一人が母を大切にしながら澄生を想う、いい本だった。
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- 感想投稿日 : 2020年5月8日
- 読了日 : 2020年5月8日
- 本棚登録日 : 2020年5月8日
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