本多正信の子息、故あって倉橋家の養子となった武辺者、政重。親友戸田蔵人のために仇討ちを果たし、徳川家を出奔。前田利家の依頼で弘安の役の状況を視察しに朝鮮に渡り、現地の悲惨な状況を目の当たりにする。帰国後、兄、本多正純の陰湿な策謀と対峙する。
武を極め、世情を的確に把握しながら、義に殉じようとする一本気な政重、読んでいて気持ちがいい。
後編では、正純との対立が激化しそう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2016年3月29日
- 読了日 : 2016年3月29日
- 本棚登録日 : 2015年10月4日
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