本作は、岬とともにショパンコンクールを戦い、見事入賞を果たした盲目のピアニスト、榊場隆平が殺人事件に巻き込まれたお話。
日本クラシック界のホープとして人気急上昇、初の全国ツアーも控えて順風満帆な榊場が、ゴロツキ紛いの悪質なフリー記者のターゲットにされた。記者は、盲目は売れるための演技ではないか、との誹謗中傷をネットに拡散し、コンサート初日にも客席からヤジを飛ばすなどやりたい放題。挙げ句、記事を書かれたくなかったら金をよこせ、と脅迫する始末。ところがその記者、榊場の練習室で何者かに殺されてしまった。
本作、ごく早い段階で犯人が分かってしまった(登場の仕方やセリフに違和感があったんだよな)。なので、ラストも意表を突くものじゃなかった。
今回の岬洋介、癒しオーラ出しまくりで、いつにも増して神々しかったな。本番直前に榊場にかけた一言「榊場さんには有効なプレッシャーじゃないでしょうか。自分以外の人のためなら、案外頑張れるものです」がいい! ちなみに、助っ人としてあの犬養刑事が登場。御子柴は名前だけの出演(入院中)。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2022年2月8日
- 読了日 : 2022年2月8日
- 本棚登録日 : 2022年2月7日
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