コンヴィヴィアリティのための道具 (ちくま学芸文庫 イ 57-1)

  • 筑摩書房 (2015年10月7日発売)
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感想 : 15
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なかなか頭に入ってこない本だった。後書きに訳の見直しのことが書かれているが、変わらず訳の問題な気がする。
教育も第二の分水嶺を越えた道具というのが納得できていなかったのだが、本書を読んでよくわかった。教育を通して人は価値基準を獲得する、その教育が前提としているシステムを強化する仕組みになっている。イリイチはすごい。成長や便利さの追求は地球を壊すし人を機械にしてしまう。今こそこの洞察を生かすときだと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年6月6日
読了日 : 2022年6月6日
本棚登録日 : 2022年6月6日

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