螺鈿迷宮

著者 :
  • KADOKAWA (2006年11月30日発売)
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主人公は東城大学医学部2年で留年しまくっている天馬大吉。老人介護病院、ホスピス、寺院を一体化した複合型病院碧翠会桜宮病院に看護ボランティアで通い始める。

碧翠会桜宮病院は終末期医療を東城大学附属病院から押し付けられ、その終末期医療で生き残る方法を模索してきたにも関わらず、押し付けてきた東城大が患者激減の穴埋めに終末期医療まで取り上げる。そのことが、桜宮病院をさらに追い詰める。桜宮一族の桜宮巌雄、華緒、小百合、すみれが東城大学附属病院を恨みに思うのは当たり前でしょう。

天馬は桜宮病院で行方不明になった男を探し出そうとするがこの病院は謎が謎を呼ぶ謎だらけの病院。そこに皮膚科医に扮した白鳥と彼の部下で看護師に扮した姫宮が潜入して物語は俄然面白くなる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海堂尊桜宮サーガシリーズ
感想投稿日 : 2019年9月20日
読了日 : 2019年7月23日
本棚登録日 : 2019年9月20日

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