全五巻をを読んだ。
こんなにも圧倒された気持ちになるのはいつぶりだろう。
素晴らしい、凄まじい。
エベレスト人類初登頂にまつわるミステリーと、エベレスト南西壁冬期無酸素単独登頂を目指す登山家を軸に進んで行くストーリーが絶妙で、のめり込むように読んだ。山の雄大さや厳しさを表す画力は他に類を見ない。
ここに出てくる人物達への気持ちは複雑で、あえて表現するなら、挑戦者への羨望であり、強烈なエゴへの嫌悪になると思う。
なぜ、彼らはそこまでして山に登るのだろう....
そこに山があるから?それとも、そこに自分がいるから?
答えのでない、禅問答。
ただただ、圧倒された。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年5月23日
- 読了日 : 2012年5月23日
- 本棚登録日 : 2012年5月23日
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