図書館より。
タイトルから評論するときの視点の話とか、書き方の話などを期待したのですが、そういう話はほとんどなく著者の苦労話と近代評論のレビューが中心でした。
入門書と謳ってるのに他の評論のレビューをされても……というのが正直なところです。著者にとっては有名どころを評しているつもりだとは思いますが、こっちはかろうじて小林秀雄だとか柄谷行人の名前が分かる程度、その評論の内容はほとんど知らないので不親切だな、と思いました。そのレビューもある程度の知識がないと分からないと思うので、どの点が見習うべきポイントなのかも判断しきれません。
著者の方の屈折した感情が伝わってきたのは、ある意味面白かったですが、そういうものを求めていたわけではないので、正直評価はしきれないです。
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カテゴリ:
ノンフィクション・新書・エッセイ・評論など
- 感想投稿日 : 2014年4月9日
- 本棚登録日 : 2014年4月4日
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