雨の日の午前中は決まって学校をさぼり、公園で靴職人になるという夢のため、靴のデザインをする少年タケオ。ある雨の日いつものように公園に向かうとそこには朝からビールを飲んでいる若い女性がいて…
冒頭すぐの雨が地面や水たまりに打ち付ける映像がとにかく美しく、実写の映像かと思いました。その美しさに心囚われ、そのままアニメの世界に吸い込まれていったような気がします。
それ以外の日常場面の映像ももちろん綺麗で、この映像美だけでも見る価値があるように思います。
ストーリーとしては少年と大人の女性、それぞれの成長、再生そして淡い恋というオーソドックスなものですが、雨や風景、登場人物たちの絵も非常に細かく描かれていて、
そうしたしっかりした絵の中での、二人の淡い恋というものに余計に思いを馳せてしまったように思います。
ラストの二人のぶつかり合い、雨から晴れ間がのぞきエンディングで秦基博さんの曲が流れてきたとき、
日本に生まれて、日本のアニメが好きで、そしてこの映画を見ることができて良かったな、と心から思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画(アニメ)
- 感想投稿日 : 2014年11月19日
- 読了日 : 2014年11月18日
- 本棚登録日 : 2014年11月18日
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