『クトゥルフ神話』などはとうに卒業していなければならない年なのだが... H.P.ラグクラフトの聖典を除けばこの神話体系に属する作品は玉石混交と言うよりも多石混玉の状態。作品を単体で評価すれば当たりは余りない。それにも関わらず読み続けるのは神話作品がジグソー・パズルのワンピースに相当するからである。灰色がかった薄汚れた一片も全体像を浮き上がらせる為には重要な働きをする。その中でもJ.W.キャンベルの一連の作品は神話体系に無理に位置づけなくても楽しめる力作揃いだと思う。特に「恐怖の橋」HPL愛に溢れた秀作。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ホラー
- 感想投稿日 : 2013年9月6日
- 読了日 : 2013年9月6日
- 本棚登録日 : 2013年9月6日
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