面白い。
小説で食えてる小説家が登場し、その生き方や在り様が描かれる。これがまた沁みるエピソードで、良い。
それにしても、この物語はリカをいじめ過ぎじゃない? なんでそこまでするの? とかブーブー言いながら読んでましたw
◆鬼島仁
嫌な奴風で登場したのに、本巻が読み終わる頃には、可哀そうでどこか愛しさを感じるおじさんに。
「……お前にもいつかわかる。自分の世界と、現実に、折り合いがついちまったこの感覚が…」
この感じは……ちょっとわかるぅ……。
リカパパも多分悪意はなかろうが、死体蹴り感あるんだよな。
◆吉野桔梗
これまでと違うタイプの小説家登場。
「私のことを女として見てくれたのは、あの子が初めてだから。」
この独白のシーン、なんか泣けた……。
この人のエピソードとしても良かったし、リカいじめが散発する中でリカを大事に想っているキャラが出てきて嬉しかったのもあるのかも。
◆リカ
もうすっかり、好きなキャラはリカです。
「あー 響が祖父江さんの娘ならなー。」
リカいじめが過ぎるよ、どうしてここまでする必要が……。
バトル物なら、闇堕ちしてラスボスになる系のいじめ方だよ。
◆涼太郎
告る女子を振るシーンから、綺麗に表面を繕った印象で「なんだかキモい」感があったけど、いや、部屋よ……。
絵に描いたようなストーカー部屋じゃねーか。
しかも親も響も知ってるって、どういう関係なんだよ……。
◆ラブコメ
文芸部の常識人枠ふたりでラブコメが始まっている!
涼太郎のせいで「うえええ」ってなっていたので、なおさら心が洗われるようですね。
今後も隅っこでラブコメしててくれ。
- 感想投稿日 : 2023年9月18日
- 読了日 : 2023年9月18日
- 本棚登録日 : 2023年9月18日
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