2017年作。第24回日本ホラー小説大賞読者賞受賞作品。
ストーリーはあまり陳腐なものでもなく、なかなか良かった。ラスト3分の1から、次々と明かされていく「真相」も意外性があり、ショッキングだった。
が、文章力が弱い。グロテスクな場面もあるのだが、小林泰三さんのような明快さに欠け、そのように映像の描写が下手なために、どういう状態なのかよく分からないところが幾つもあった。
今ひとつな文章をもっと上達させれば、本作は傑作になったのではないか。ストーリーが良かったので、惜しい感じだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2023年3月12日
- 読了日 : 2023年3月12日
- 本棚登録日 : 2023年3月12日
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