会社が嫌いになっても大丈夫

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2010年6月1日発売)
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本棚登録 : 41
感想 : 8
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エリート会社員時代に鬱を患った作者。
その周辺の苦悩と行き詰まり、出口を探してもがく様子が語られるものの、鬱からの脱却がこの本の主軸ではない。
これは、一人の会社員男性の個性化の過程である。

読後、彼の経歴を調べてわかった、最終的には定年までその会社で勤め上げたこと。ライフワークを見つけてからも、会社からは去らなかった。
多くの転身者を取材し続け、「こころの定年」を定義づけた著者だが、彼の選択はそれだった。
そこがなんだか、逆に清々しかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2023年3月23日
読了日 : 2023年3月23日
本棚登録日 : 2023年3月23日

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