「日本一の添乗員」が大切にする接客の作法

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  • 朝日新聞出版 (2015年9月18日発売)
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●「初頭効果」に気をつける
お客様と初めて設定を持つのが、旅行前に差し上げる電話(安心コール)の時です。
いつもより少し高めのトーンで、ハキハキと話すよう意識しています。
ただ、ツアーのお客様全員に電話しなければなりませんし、長電話になりすぎてもいけません。お客様がなるべく気を悪くされないようにタイミングを見計らいながら、話が途切れたところで、
「もし、またわからないことが出て来ましたら、ツアー中はずっとご一緒させていただきますので、なんなりとお尋ね下さいませ。お忙しいところ、お時間をとっていただき、ありがとうございました」
とお伝えして、「質問はツアー中に」と暗にお伝えします。また、「こちらの時間がないので」ではなく「お客様がお忙しいところ悪いので」と言うふうにお断りを入れるのも大切なポイントです。

●ご挨拶をお一人ひとりと
当然、お客様全員にまとめて挨拶をするよりも時間がかかりますし、お客様お待たせしてしまいます。しかし、たとえお一人あたりの時間が短くなったとしても、お一人お一人と顔合わせて挨拶をした方が、お客様から信頼していただきやすくなります。


●ぜひ見ていただきたい景色ベスト3
①サンジョルジョマジョーレ教会から見るベネチアの街
②歩きながら見るパリの街並み
③ワイナピチュから見下ろすマチュピチュの遺跡

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仕事術
感想投稿日 : 2021年2月17日
読了日 : 2021年2月17日
本棚登録日 : 2021年2月17日

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