灰色の季節をこえて

  • 武田ランダムハウスジャパン (2012年4月12日発売)
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読みたいと思ってる武田ランダムハウスの本2

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「 『古書の来歴』『マーチ家の父』の著者が世界を瞠目させたデビュー作。
底知れぬ恐怖と絶望、そして「再生」の物語!
ペスト渦に翻弄される英国中部の小村。
なすすべもなく次々と失われていく家族の命――
絶望の底で勇気を失わなかった人々が見いだした光とは?
1665年春、イングランド中部の村がペスト渦に襲われた。
村に腰を落ち着けたばかりの旅回りの仕立て職人が、首にできた瘤から悪臭を放って死んだ日が始まりだった。
すべてを燃やせ!
――仕立て職人の遺した言葉に村人は耳を傾けなかった。
まもなく病は燎原の火のように広がりはじめた。
18歳の寡婦アンナの家も例外ではなく、幼い息子二人をたちまち死神が連れ去った。
底知れぬ絶望と無力感に覆われた村では、やり場のない怒りが人々を魔女狩りへと駆り立て、殺人事件さえ起きた。
アンナが仕える若き牧師夫妻は近隣に疫病が広がるのを防ぐために、村を封鎖してこの地にとどまり、病に立ち向かうよう呼びかけた。
だが、有力者一族は村を見捨てて立ち去り、死者はとめどなく増え続ける……
史実をもとに、巧みなストーリーテリングと瑞々しい感性で綴られる、絶望と恐怖、そして再生の物語。
著者を歴史小説界の頂点に押し上げた記念すべきデビュー長篇。 」

読書状況:読みたい 公開設定:公開
カテゴリ: 大人の小説
感想投稿日 : 2012年12月14日
本棚登録日 : 2012年12月14日

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