ミッドウェー海戦だけに特化してここまで詳しい本は初めて読んだ。
関係者への実際のインタビューや書簡の引用が多く、記述の信頼性は高いように思う。「本日敵出撃の算なし」との誤認識が敗戦主因だとする見解はやや新鮮だが、指揮官像や情報軽視に関して随所に顔をだす著者の主観が、先行他書や既存の分析によるバイアスがかかっており、著者自身が一次情報にあたって抽出したものではないように感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2012年6月16日
- 読了日 : 2012年6月17日
- 本棚登録日 : 2012年6月16日
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