記憶のデザイン (筑摩選書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2020年10月15日発売)
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本棚登録 : 191
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インターネットでいつでも検索できるにしても、それらは巨大な倉庫に格納されている素材にすぎず、人が自らの人生を生きるためには、それらのフラグメントを自己の時間的/空間的にネットワーク化された記憶(五感も組み入れられた自分自身の内なるシステムともいえる)と相関させることが必要であるはず。その際には、自分自身の記憶について、「上手くできたインデックス」を活用できるとうれしい。コンピュータ/通信の技術を役立てるとしたら、このインデックスを洗練・高機能にできるという面ではないか。
と、いうようなことを語っておられるようだ。かっちりした解説書というよりも、ふんわりとしたケーブのような印象のエッセイ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 政治・経済・法律・社会
感想投稿日 : 2021年3月7日
読了日 : 2021年3月7日
本棚登録日 : 2021年2月28日

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