作者のローラ・インガルス・ワイルダーが、その少女時代を振り返り、その経験を、そっくりそのまま、再現してみせてくれている。
アメリカ西部の開拓時代、鉄道敷設現場の事務職を手にいれたお父さん、それを支え家を守るお母さん。新しく払い下げの土地を苦労して申請する様子や、家も自分で建ててしまうお父さんの逞しさと、常に愚痴っぽいながらも精一杯お父さんに協力し、子どもたちの教育やしつけに気を配るお母さんなりの愛情が絶妙なバランスです。
そして、家族そろって居心地のいい家で過ごす幸せを、お父さんのバイオリンに合わせてみんなで歌を歌う場面が象徴しています。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童文学
- 感想投稿日 : 2022年2月6日
- 読了日 : 2022年2月6日
- 本棚登録日 : 2022年2月6日
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