農場の少年―インガルス一家の物語〈5〉 (世界傑作童話シリーズ)

  • 福音館書店 (1973年11月10日発売)
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本棚登録 : 108
感想 : 12
5

農場での暮らしぶりが四季を通して描かれている。
自然が相手なので厳しいものだが、すごく充実している。
いつも美味しい食事をたっぷり用意してくれるお母さん。家族の衣類も流行を取り入れて仕立ててくれる。
家のことは全て安心して任せられる。
更に、バター作りの名人で高値で売ることもできる。
お父さんは、農夫としての誇りを持って生き生きと仕事をしている。農作物を育てるだけでなく、酪農・畜産、農耕のための牛馬を育てたり馬車用の馬を育てたり。毛糸のための羊も。そういった家畜の餌も自分たちで確保する…
生活のほぼ全てのものを自分たちでまかなっている。
また、お金の価値や、農夫として生きることの素晴らしさを伝えてくれるし、アルマンゾが困難に直面した時に必要なだけ手を貸してくれてあとは自力でやり遂げるのを見守ってくれる。
そんなお父さんは、アルマンゾの憧れなんだな!
素晴らしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童文学
感想投稿日 : 2022年3月2日
読了日 : 2022年3月2日
本棚登録日 : 2022年2月23日

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