質素な公営住宅でつましく暮らしてきたシャーロットにとって、ベンフォース屋敷のすべてが想像もつかない財産だった。中でも客間に続く大温室は大のお気に入りで、彼女はそこで心静かに絵を描くことに没頭していた―屋敷の主、ジェット・アシュトンが戻ってくるまでは。シャーロットが自分の屋敷にいる事情を聞いていなかった彼は、荒々しく冷たい態度で彼女を問いただした。噂どおりの暴君ね。しかし、不当な非難に怒りを覚えながらも、シャーロットはその底知れず青い瞳にともすればおぼれてしまいそうな自分を感じていた…。
お互いに相手を誤解しながら惹かれあっていく王道ストーリー。ヒーローはわざと言わないことが多すぎる。確かに問題の解決までは言えないこともあるけど、せめてヒロインが誤解しないようにくらいの配慮はあっても。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
仕事関係
- 感想投稿日 : 2009年3月19日
- 読了日 : 2009年3月19日
- 本棚登録日 : 2009年3月19日
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