劇場アニメでは絶賛されてるみたいだけど、小説版は正直、微妙だった。母一人でおおかみおとことの間に生まれた二人の子どもを育てる話だけど、「いくらなんでもそれは無理じゃね?」と突っ込んでしまうエピソード満載。そしてありがちすぎる設定や描写に「うーん」とうなり、おかげで感動的なはずの子別れのシーンが霞んでしまった。
いちばん違和感を感じたのは、たったの12年で子育てに区切りがついてしまった点。子育てはきれいな思い出なんかではなく、一生背負って歩く荷物みたいなものなんですが。
でも、アニメで見ると、きっと印象が変わってくるのだろう。そして作者の言いたいことがもう少し伝わって来るのではないかと少し期待する。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童文学
- 感想投稿日 : 2012年8月26日
- 読了日 : 2012年8月26日
- 本棚登録日 : 2012年8月26日
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